【柏市】市内で特定外来生物「ヒアリ」が確認されました(6月12日発表)
2025年6月12日、柏市は市内の民間事業者敷地内に搬入された輸入コンテナ内から特定外来生物「ヒアリ」が確認されたと発表しました。

写真はイメージです
発見は6月5日(木)で、専門機関による同定の結果、翌6日(金)にヒアリと確定。市では既にコンテナを封鎖し殺虫処理を実施、周辺にはベイト剤を設置して対策を進めています。今回の確認箇所は一般の方が立ち入ることのできない民間敷地内であり、市民への健康被害は確認されていません。また、発見地点周辺で新たなヒアリの個体は見つかっていないとのことです。

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ヒアリは南米原産の特定外来生物で、攻撃性と繁殖力が非常に高く、人体に対しても危険性のあるアリです。体長は2.5~6mmで赤褐色、腹部が黒っぽいのが特徴。刺されると激しい痛みがあり、アナフィラキシーショックなどの健康被害を引き起こす場合があります。巣は土を盛り上げたドーム型で、特に温暖な地域に適応しやすいため、国内への定着が強く警戒されています。環境省ではヒアリを「要緊急対策外来種」として指定し、侵入・定着の防止に向けた取り組みを強化しています。